UPDATE

昔と今の産後ママさんの取り巻く環境は!?心とカラダの整え方。

こんにちは。久留米市の妊産婦ケア専門IRODORIの江上です。
昔と今の産後ママさんは時代背景が大きく変わり、置かれている環境も違ってきましたね。
特に現在は情報過多の時代でいろいろ選択がありすぎて、迷ってしまうこともあります。
SNSやインターネットなど、他人を羨ましく思ったり、子育てが上手くいっていないときなど、特に不安や心配は募ってしまいますよね!?
答え探しで、何をすれば上手くいくのか?何が正しいのか?その見極めも難しいものですね。
私自身思うのが、やっぱり経験や体験を通して、感覚を磨くことが大切かなって日々お母さんと向き合っていて感じています。
失敗したくない。間違いたくないという。マイナスな感情から自分の思っていることに自信が持てずに、情報探しに走ってしまうことも沢山あると思います。
今現在はリアルに人と人との関わり合いでさえ、少なくなってきている分、考えすぎて動けないといったところも多い気がします。

昔は産後の取り巻く環境は物が不便ではありましたが、その中でも親戚や両親、近所の人たちも協力し合って温かく産後ママを見守っていました。特に出産年齢も10代から20台が多く、各家庭共に協力し合って子育てをしていました。
一人のママに対して妊娠、出産、育児と多くの人がかかわっていました。

今現代はどうでしょうか?
5人に一人が35歳以上の高齢出産となりました。
働く女性も多く、臨月まで仕事をしている妊娠中のママもたくさんいる時代です。
近所付き合いは極端に減り、昔と比べて物と利便性などの自由な生活を手に入れた分、家族世帯ごとに昔のような助け合う関係性が少なくなっている現状です。

6e76e2cba5b029b2f3d1e87e3c2875a2_m

今は産後ママさん同士の情報交換の場が増え、意見も偏り、育児に対しての見方が大きく変わりました。
自分の考えよりも周りの意見にばかり言ってしまうこともありますよね!?
育児に対して不安や自信をなくしてしまうのは経験がないからこそ、そして失敗したくない、間違いたくないという心境もあるからだと思います。
そして自分を責めてしまい、ストレスがたまり、子供や夫、回り巡る愛情も減ってきていることが多くなりましたよね。

産後ママさんにとって初めての育児は心とカラダのアンバランスになりやすいものです。
赤ちゃんの成長と共に生活が変わるじきであるため、その環境の変化に対するストレスはとても大きくかかってしまいます。

①出産後の静養期(出産から退院して1週位)

1adf850d659ea83277487683d2ac3b7e_m

この時期は出産が終えたばかりで身体を休める時期でありますが、初めての出産となれば来客も多く、出産の祝福とカラダのねぎらいのお言葉をもらう時期で、高揚感から自分のカラダのダメージに気づけずに、マタニティブルーズになる人が近年多くなりました。

※マタニティブルーズとは?
分娩後三日以内に現れる感情の起伏の変化が激しい時期で、この時期は辛いものです。
数日から数週間でおさまります。
初産婦の60%以上がなるといわれます。
【特徴】
神経質になる
情緒不安定
イライラする
涙もろい
落ち着きがなくなる
自信喪失
傷つきやすい

マタニティ―ブルーズにならないためには周囲のサポートを遠慮せずに頼ることが大切です。
しっかり周囲のやさしさに協力してもらい、サポートを早めから受けていきましょう。
我慢は心身の回復をかえって遅くさせてしまいます。

②産褥期(出産10日から1か月目くらい)

0f8381b6

子育てに一生懸命になり、周囲は逆に自分でできてるから大丈夫か?っと安心してサポートをする機会が減ってきます。
産後ママの精神状態は緊張し、母親として頑張らなきゃと必死で無理をしながら育児に奮闘します。
この時期ならではカラダの負担が大きくなってきていることに気づかないママも多く、体力も低下してきます。

この時期は周囲のバックアップが必須で、家族の絆を深めていく必要がある時期です。
ご主人も積極的に育児に参加し、協力し合い、助け合うことが子育ての心とカラダのバランスが取れるようになります。

③回復期(2か月目以降)

95fcf58b21f4589660f7dfde500c8c8c_m

1か月検診で異常がないと言われ、安心する時期です。
しかしこの時期に身体や心の負担がかかっていることに気づき始める時期ではあります。
孤独感が増えて、出産直ぐの高揚感から落胆したように、カラダや心の気力がなくなってしまう方も多い時期です。
産後うつの症状がでるかたもいます。

【特徴】
気分が上がらない
疲労感、だるい、カラダがスッキリしない
物忘れが多くなる、冷静な判断ができない
育児や家事の集中力が続かない
涙もろく悲観的になってしまう
ネガティブに物事を考えてしまう
今まで対応できていたことができなくなってしまう

各時期共に、出産の影響から心身ともに回復するために必要なことを紹介していきますね。

75d81b971cf9951b53190d9337ef092a_m

ポイントはパーフェクトを目指すのではなく、日ごろのちょっとした意識と積み重ねが大切です。
このポイント押さえてもらえればお役にたてると思います。

①思い込み(思考や幻想)に気づく。情報に惑わされない。
産後の回復は皆さんそれぞれ違います。
早い方もいれば遅い方ももちろんいます。
例えば骨盤矯正に関してもこの時期がいいというのはあまり差はありません。
産後の骨盤矯正は遅くてもしっかり締まっているママさんたちも当院ではたくさんいます。
心配しなくて大丈夫です。
骨盤ケアを受けたいと思う時期に受けることがその方の一番ベストな時期です。

②人を信頼して、頼り合い、正直な気持ちを持っていきましょう
産後の休養に人の手は必ず借りてください。
自分の子供を安心して預けられるように、家族や人に信頼し、ゆだねる心、助けられているんだと感謝の気持ちを忘れず、人と人がつながる愛をしっかり感じてください。人生の貴重な時間を自分一人で悩まないようにしましょう。

③コミュニケーションを大切にする(気づかう優しい思いやりの心)
素直に自分の想いは伝えることが大切です。周囲の助けが時にはイライラすることもあります。
それが返ってストレスになるよりも自分の想いはきちんと伝え、相手の気持ちも理解し、話をしっかり聞くことも大切です。
お互いにコミュニケーションがうまく連携し、子育てはスムーズにいくようになります。

自分の身体の声に耳を傾け、変化に気づく。(五感を使って感じましょう)
これはお母さんの自信をつけてもらう為に一番意識してもらいたいポイントです。
例えば自分のカラダの痛みを感じる。ぬくもりを感じる。においを感じる。などなど

子どもと触れ合うことでたくさんの感じる!を磨くことができます。

でも、今のお母さんたちは頑張らなきゃ~が強すぎると、育児に没頭しすぎてしまい、カラダの辛さや痛みに目がいかなくなり、心身共に余裕がなくなります。
まずはしっかり深呼吸をして自分と向き合う余裕を作っていただければ、カラダも心も穏やかになります。
身体のケアとして、ストレッチしたり、体操したり、日々の生活の中で自分のカラダに目を配る、気を配っていきましょう。
産後の生活を楽しく快適に、健康でいることは子育ってにとっても必要不可欠です。
産後ケアにしっかり意識を向けましょう!

産後ケアに関してのセルフケア動画をいくつか紹介しています。
下記よりご覧ください。
妊婦さん産後ママのセルフケア

また、産後ケア専門院としてIRODORIではトータルでサポートしています。
この機会に身体と心のケア、バランスを取りたい方はご予約を心よりお待ちしています。

_C4A0188

お悩み別コラム

ケア別コラム