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産後に起こる夫婦問題!【産後クライシス】を乗りこえるために必要なコト。

こんにちは。久留米市の妊産婦ケア専門IRODORIの江上です。
今回は産後カラダの悩みだけでなく、今回は【産後クライシス】といった社会現象にもなっているお話。
夫婦関係のトラブルに関してのお話になります。
当院でも産後になって、夫婦関係に溝が深まり、中々愛情が持てないっといった相談もよく受けます。

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☑子どもが産まれてから夫に対する接し方が変わってしまった。
☑でも、自分ではどうしたらいいか分からなくなってしまってる。
☑育児も何かご主人が手伝う事一つ一つが嫌で、かえってイライラしてしまう。
☑なんでこんなことも分からないの?何回言わせればわかるの?

こんな上記のような感情の怒りや不満がたまってしまうことを近年では【産後クライシス】今では社会現象の一つとなってしまっています。
子どもを授かり、出産し、夫婦間の愛や絆は深まり、子育ても家族関係も楽しみ円満にいくはずが、なぜ離婚危機までなってしまうのか?
産後クライシスになる原因と対策に必要なポイントをお話ししていきます。

【なぜ産後クライシスになってしまうのか?】

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①夫は子供と接する時間が少なく、育児に参加していないこと。
②夫に父親としての自覚がない
③よその夫のイクメンぶりを聞いて、隣の芝が青くみえてママの自信が喪失する
④夫婦間の会話不足
⑤ホルモンバランスの変化や育児の疲れ、生活のスタイルの変化
などなど

ママの負担は肉体、精神共に大きくかかっています。
精神的にくると、ネガティブな思考が増えてきてしまい、夫を他人と比較してしまう。
何をやっても嫌気がさしてしまう。会話をしても喧嘩ばかり。
こんな状況が続くことで負のスパイラルに入り、産後クライシスになってしまうママさんが多くなってきています。

【産後クライシスを乗りこえるには?】

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最近はイクメンという言葉も流行りましたが、それでもママと同じように育児に取り組んでいるかというと・・・?
現実的には中々育児に自覚を持っていないパパも多いのが現状です。
「仕事で疲れているから」
「自分の時間が欲しい」
と家にいても、外にいても飲み会や趣味に没頭して、子どもが生まれる前と同じようなライフスタイルを送ってしまっているパパも多い気がします。
実は私自身も最初のころは妻の変化に気づいているものの、どう接していいか?分からず、育児に真剣に向き合うといった行為が中々できなかったパパの一人です(泣)
本当に夫婦間の溝ができ、気まずい時期もあった気がします。。。

家のことを常にやってもらっていることが当たり前になってきて、どこかで「自分も一生懸命働いているから。」と自己中心で、妻のこと、子供のことをおろそかになってしまっている時期もありました。

ママの大変さをしっかりと分かる為には、パパ自身が一人で子育てを一日やってみてもいいかと思います。
私も実際やってみて、妻の大変さを目の当たりにして、きちんと協力し合わなければと、より一層子育てに対する意識があがりました。
子育ては気分でやるものではなく、気分でやると返ってママのペースがあるので火種になりかねません。
協力し合えることをまずはママに聞くことから。
「何かやっておくことはない?」
「今日は面倒見るから息抜きしてきたら?」
と頑張っているママにも休んでもらう、リフレッシュしてもらう時間は必要です。

反省する点もたくさんありながら、きちんと向き合う事、どっちがどう?っというのは全く関係なく、協力し合う、真剣に向き合って子育てに取り組んでいく。パパにも必要なことだと思います。
そして当たり前になりすぎないように、常に感謝の気持ちをもってお互いに接していくことは大切です。
夫婦はそれぞれが自分の映し出している鏡なので、様々なことで嫌なことがあったり、辛いことがあったとしても、コミュニケーションはしっかり図り、素直な気持ちをきちんと伝える。そしてお互いを尊重し、認め合い、相手を受け入れ、感謝し合うこと。夫婦の絆を深めて、子育てもより良いものになってきます。

【産後クライシスを乗り切るポイントは?】

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①産後クライシスについて夫に知ってもらう。テレビやネットを直接見せてどんなものか?他人の体験談を通して夫に理解してもらう
②ママ自身の心境や状況をきちんと伝える
③夫婦間のコミュニケーションをしっかりとはかる(どんな些細なことでもOK)
④夫以外の子育ての援助。両親や同じ悩みを抱えているコミュニティ。ファミリーサポートなど。
⑤自分のカラダや心はホルモンバランスによって変化していることを客観的(第3者)に自分をみる
⑥決してほかのママさんの夫が良くみえたとしても比較しない

いつも思うのですが私個人としては、子育てというより、逆に大人育てと思っています。子供と接することは自分たちの成長のステップだと思います。子供の態度や行動は親からの映し出された様々な感情や想いを正直に教えてくれている。
気づくためのメッセージを出してくれているんだっと素直に受け取っていくこと。
そうするとありのままの気持ちで子どもと接することができ、家族関係の愛や感謝が深まっていくことと思います。

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