こんにちは。久留米市の妊産婦ケア専門IRODORIです。
今回は助産師さんからみる卒乳・断乳に向けて知っておきたいポイントについてお話ししていきます。
特に初めての産後ママさんにとって卒乳・断乳のタイミングってどうしていいか分からないですよね?
そろそろ卒乳させないとと思いつつ、日々の生活の流れで中々タイミングがとれず、卒乳できないままでいるママさんもいることと思います。
また、断乳も授乳の回数が減り、仕事をそろそろ始める時期や母乳トラブルを防ぐ、次の子の妊娠もそろそろ考えている。
でも、うまく断乳できる方法や時期などよく分からない。
そもそも卒乳と断乳の違いからみていきましょう。
「卒乳」は赤ちゃんが自分からおっぱいを卒業すること
「断乳」はママのタイミングで母乳をやめること
昔はよく1歳を過ぎたら栄養面を考え、母乳をやめるお話しを聞きますが、今現在は赤ちゃんとママとのスキンシップがあればセロトニンという喜びホルモンが出るため、赤ちゃんの成長・発育にとってとてもいいです。
母乳を上げることでスキンシップがしっかりとれるメリットがあります。
その反面今はミルクもあり栄養面は問題ありませんが、眠りにつくため、甘えたいときや寂しい時などの精神面を安定するためにクセになってしまう傾向があり、卒乳が長引いてしまいます。
夜間の授乳がママの寝不足につながり、肉体的にも精神的にもママの疲労が続いてしまいます。
スキンシップは母乳でなくても、肌と肌をしっかりとふれ合う機会が多ければ、セロトニン喜びホルモンはしっかり出ますので
最終的にはママが何かを新たにはじめるタイミングで良いと思います。
2歳でも3歳でも卒乳するケースは珍しくないので、周りを気にする必要はありません。
早めに卒乳するタイミングも含めて、卒乳にあたってのポイントは?
①1日3回の離乳食をしている。栄養面がしっかり補えている状態。
②母乳以外の水分補給ができている
③母乳をくわえているが吸っていない状態
④ママ自身が卒乳する気持ちがある
⑤母乳に集中する時間が短くなっている
卒乳方法
これは奥さんの体験からしか話せませんが、タイミングは二人目の妊娠が分かってからです。
妊娠してから卒乳する日を前もって子供に直接伝えていました。
「そろそろおっぱい終わっていい?」
「あと、1週間でおっぱい終わるからね!」
「あと、三日でおっぱい終わりだよ!」
「今日でおっぱい最後になるからね!」
そんな感じで言い続けていました。
次の日からすんなりいくケースもあれば、突然思い出したかのように泣くこともあると思います。
3日から1週間くらいでケロッと母乳のことを忘れてしまうことが多いようです。
泣いても気を紛らわせて、違うことに意識をそらすように忍耐が必要になるケースもあるかもです(笑)
まとめ
卒乳時期は実はママと赤ちゃんのタイミングでいつにするかは自由です。
歩き始めてから卒乳するといったタイミングでも大丈夫です。
1歳過ぎてくらいが多いですが、2歳でも3歳でも問題ありません。
上記のように卒乳するポイントは赤ちゃんの行動しぐさで見極めてもいいかと思います。
ママの心構えができたならば、体験からお伝えした間隔で、卒乳方法を実践してみてください。
【お知らせ】
当院では助産師さんによる卒乳後のおっぱいケアも行っています。
卒乳しても母乳が押し出てくる、おっぱいが張ってくる
次の妊娠に向けてしっかりケアしておきたい。
仕事に復帰するため、元の状態に戻しておきたい。
などなど
卒乳後おっぱいケアをするメリット
授乳中はずっとゴリゴリした感じがしてたのが、卒乳後おっぱいケアをすると柔らかくなります。
乳腺炎の予防になります。
自分だけで卒乳する場合、おっぱいのしぼりが偏ってしまい、しぼりが不十分になるので、
助産師さんがアフターケアからアドバイスまで行っています。
完全予約制ですので電話にてご相談ください。