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産後2か月目から意識したい。ママと赤ちゃんのための食事のとりかた!

こんにちは。久留米市の産前産後ケア専門のいろどり整骨院の江上です。
前回に引き続き、今回のテーマで伝えたことは

「産後の回復に必要な食事のとりかた=質の良い母乳を出すためのバランスのとれた食事のとりかた」
につながっていくということです。

質の良い母乳を出すために必要な事とは!?

赤ちゃんの成長には欠かせない、授乳中のお母さんの一日の食品の目安量が鍵となります。

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そして「あえてなぜ産後2か月から意識したいが重要なのか?」
それは、産後2ヶ月目の赤ちゃんは
一生のうちで一番成長する時期だからです。
ただこの時期に母子手帳などに自分の子は成長曲線の下だからとか
全然焦る必要がありません!!
そもそも子どもそれぞれ個性や特徴が違うのと一緒で比べること自体が優劣を決めてしまい、そこのフォーカスしてしまうとネガティブな思考に陥って、上手くいっていないなどの自分を責めてしまう傾向に陥ってしまうからです。あくまでも曲線は平均値であり、しっかり泣いて、しっかり動いて、しっかり寝ていれば何ら問題ありません。

後、2か月という時期はお母さんも赤ちゃんも視床下部というところのリズム働きが不安定で昼夜逆転しやすい時期です。
視床下部の働きを安定させていくためには、
朝の光をしっかり浴びさせる。
太陽のリズムに合わせるように朝を起きて赤ちゃんが寝ていても、朝日を浴びていきましょう。
視床下部は体内リズム、体温を調整し食欲のコントロールにも関わります。
睡眠の質が悪ければ、やせにくい体質になりやすいです。

この2か月の時期は赤ちゃんの感覚野を育てる時期です。
よく肌に触れて、声もしっかり笑顔でかけて、しっかり泣いてお腹をすかせることが大切。
泣かせないようにと気を使う必要はありません。
特に触れ方は手足、ほっぺ、お腹周りなど感覚の受容器が高いところは触っておくと感覚を磨けます。

では、産後回復に必要な食事について。
何から気をつければいいのか?
これがなかなか情報がありすぎて分からないですよね!?

ここで基本的な食事で意識していく栄養素をまとめてみましょう!!

意識するポイントはバランスであるということです。
バランスを考えるとは抽象的すぎるので具体例をあげていきましょう。
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例えば
①エネルギーの源となるのは、やはり炭水化物脂肪になります。
これは摂り過ぎても、減らし過ぎても良くありません。
代表的な炭水化物は

ごはん、果物、パン・麺などの小麦です。
おすすめはごはんと果物です。
脳、血液、神経、筋肉などはブドウ糖をエネルギー源とします。
代表的な脂肪は
大豆製品や油(特にアマニ油やオリーブオイル)
肉・魚などにも含まれます。
細胞の膜や神経組織、核酸等を作る成分であり、効率の高いエネルギー源。
脂溶性ビタミンの吸収を助けます。
注意しておきたい炭水化物

小麦などのグルテンというたんぱく質を偏ってとりすぎると、
1.消化器系の不良
2.腸内環境の乱れ(便秘・下痢)
3.アレルギー症状などの自己免疫疾患
4.肌荒れなどの皮膚疾患
などなど
体質によって影響してきます。
糖質過多、グルテン過多になってしまうと一時的な脳内のストレスは軽減しますが、
身体への疲労感や倦怠感の蓄積によって、
身体の動かす量が減ってしまい、
外に排出するための代謝が低下して、
結果的に体調を崩す元になって
授乳の質の低下、産後の体調回復の低下を招いてしまいます。

生後2か月ごろからは特に赤ちゃんの成長に欠かせない栄養が必要なため、極力はご飯や果物を中心にとるように推奨しています。

2、コレステロールたんぱく質は赤ちゃんの細胞を作る材料です。

代表的な食べ物に
卵、魚、肉、大豆製品などになります。

乳酸菌

特に豆腐やみそ汁などの大豆たんぱく、大豆イソフラボンなどは女性ホルモンの分泌の働きの手助けになりますので、おすすめします。

3、は赤血球の中の血色素の材料で貧血の予防となります。
特に授乳中の鉄不足は赤血球を運ぶための酸素供給にも不可欠です。

を多く含む食材には
ひじきやほうれん草、海藻などに含まれます。

ホウレンソウ

4、ビタミン、葉酸などの赤血球や細胞の新生に必要であり、妊娠・授乳中には欠かせない栄養素です。
食物繊維を多く含むきのこ・海藻・こんにゃくなど

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緑黄色野菜に含まれる
ニンジンやほうれん草、トマトなど
淡色野菜に含まれる
ねぎ、玉ねぎ など

5、ミネラル、電解質など酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素。

代表的なものに
カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウムなどです。

牛乳や魚、芋(ジャガイモ)、野菜、大豆にも多く含まれます。

1から5の栄養分を意識しながらバランスをとっていくことが大切です。
ここでいう食事のバランスで重要なことは、吸収と排泄という身体の代謝をいかに効率よく循環させていくかがポイントです。

急いで食べてしまうお母さんが多いのですが、お腹いっぱいにしないように腹7分で止める。
そしてよく噛んで、理想は和食を中心とした食事メニューすることがおすすめです。

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