こんにちは!!院長の江上です(*^▽^*)
今回は群発性の頭痛・薬物性の頭痛についてお話しいたします。
群発性の頭痛は目の奥から側頭部を中心とする範囲で痛み症状が出ます。
痛みは片側だけが多く、発作的に数時間くらいでおさまりますが、動けないくらい
痛みに襲われます。
三叉神経という顔面感覚とあごの動きをつかさどる神経で
脳幹内の視床下部という所にトラブルが生じ
目の奥の太い血管が拡張し、周囲に炎症が起こり、三叉神経を刺激し
痛むという説があります。
特徴は
夜中や早朝の猛烈な激痛がある
7から8割の割合で男性に多く診られます
一定の期間発作的にほぼ毎日起こります。
この症例は交通事故後の患者様に過去にいらっしゃいました。
症状改善にも時間がかかるタイプです。
続いて薬物乱用頭痛です。
なんらかのしつこい痛みを抑え込もうと、鎮痛剤をズルズル使い続けると
脳への感作が成立しなくなります。そうなると、脳は痛みに対する感受性が
必要以上に増してしまい、ちょっとした痛みでも我慢できなくなります。
ついついそういう時に薬を飲んでしまい、飲むと治まるので、その差がまた頭痛時の痛みを
際立たせます。
特徴は
1か月間に10日以上薬を飲む
痛くなりそうになると先回りして薬を飲む
もともと頭痛もちである
常飲している頭痛薬がある
このタイプはかなりの割合で増えてきてます。ストレス社会で大したことのなかった頭痛が
重篤化し、慢性頭痛へと移行するケースも多々あります。
早めの整体がこのような状態を防ぐことも十分可能です。
次回は頭痛体質を抜け出す方法についてお伝えいたします。