こんにちは(*^▽^*)院長の江上です。
今回は妊婦さん(妊娠中)、産後に起こりうる恥骨の痛みについて
お話ししていきます。
妊娠時の骨盤の状態はホルモンの影響で、胎盤が大きくなるためにゆとりをつくり
開きやすく緩みやすい状態となります。
この間に恥骨に付着している筋群、靭帯の負担がゆがみにより、
偏りが起こってしまい、恥骨にずれを生じてしまいます。
恥骨の痛みの特徴は
①安静時、座っていても立った状態でも痛みが出ます。
②寝返り時に痛みを誘発します。
③歩くときの痛みや起床時の立ち上がりの痛みが出ます。
骨盤のゆがみが大半ですが、私生活での悪い姿勢が影響してきます。
横すわりや足を組んだりする体勢もその一つです。
お腹が張ってくると同時に、子宮の位置関係も低い位置にある方は
受け皿となる、恥骨部分に過度の負荷がかかってしまいます。
特に多く見受けられるのは妊娠中期終わりから、妊娠後期にかけて
起こりやすいのも特徴です。この時期は特にお腹の大きさも著しく変化が出るため
この時期に恥骨やまたの付け根の痛みが出てきます。
当院でも臨月に差し掛かったころに、恥骨の痛みで歩行時の痛み、寝返り時の痛み
で来院された患者様も月に数名見受けられます。
恥骨がずれているだけで、骨盤のゆがみやそれにより、股関節の痛み、腰痛、ぎっくり腰
その他自律神経に影響する冷え性、むくみ、便秘、足がつるなど起こりえます。
妊娠時の恥骨の痛みを感じたら早めの対処が必要になります。
安静にしていてもずれている状態だと痛みが引くことはあまりありません!!
また、ずれをそのままにしていくことが、悪化をまねき色々な不快な症状を引き起こしてしまいます。
この状態で、出産を向かえ産後も同様な痛みが続くこともよく見受けられます。
産後の恥骨の痛みは、出産後の骨盤のゆがみから恥骨の傾きとずれが生じてしまい
先ほどと妊娠時に起こるような同様な痛みを引き起こしてしまいます。
歩行時の痛み、寝返り時の痛み、安静時の痛み、立ち上がるときの痛み
授乳時の体勢の時に痛む、赤ちゃんを抱えるときに痛むなど
普段何気なくできていた、当たり前のことが痛みの為に支障が出て、苦しんでいる
産後のママさんたちもたくさんいらっしゃいます。
今回は上記のような恥骨の痛みでお悩みの方は早めの受診をお勧めします。
っとは言っても、時間が取れない方たちの為に、恥骨の痛みを自分で解消する
セルフケアについてお伝えいたします。
※この方法は痛みが強くなる場合は無理に行わないでください。
下記に
妊婦さん・産後のママの為の自分で恥骨の痛みをとる骨盤矯正法とは?
の動画を掲載いたします。この機会にやってみてください。
セルフケア動画↓↓↓
妊婦さん・産後の恥骨の痛みを解消する方法
やり方は、つかっていない女性用ストッキングと百均にある風船またはゴムボールを
使ってやる方法です。
恥骨の痛みをとる方法ですが、骨盤のゆがみをとる方法にも使えますので
やってみてください!!
このセルフケアで恥骨の痛みが少しでも治まれば嬉しく思います。
ただし、やってもどうしても痛みがある場合は、
痛み止めの薬も妊婦さんは飲めませんので、早めに施術を受けられることを
おススメします。