こんにちは(*^▽^*)院長の江上です
今回は妊婦さんにとって負担のかからない寝方について解説していきます。
妊娠中期から後期になるとお腹の張りを感じたり、今まで感じていなかった
寝返り時の腰痛を感じる方もいらっしゃいます。
特にこの寝返りが減ってしまうことで、首が固まって、肩の緊張が随時起こってしまい
寝違えや肩こりを起こすことも良くあります。
今回お伝えする、妊婦さんが楽に寝れる方法のご紹介として
「シムスの体位」についてお伝えいたします。
シムスの体位とは?
聞きなれない言葉だと思いますが、このシムスの体位は横向きのようでうつぶせの
中間あたりの体位になります。
今は抱き枕を利用したり、クッションを利用することでこの寝方は容易に可能となりました。
横向き寝で、上になっている手は身体の前の方に置き、上になっている方の脚は
膝を楽な角度にまげて身体の前に出して、下にはクッションや座布団などを使います。
同じように抱き枕を使っても構いません。
下になっている方の手は窮屈に感じにくい位置がよく、下の腕を身体の後ろに持ってくるか
ましてや腕枕のように頭の前に肘がくるか、肩の楽な位置に持ってくるように
下の腕は個人差があるので、置き場を試してください。
この体位は身体の緊張が抜けやすいのが特徴です。
ただし、身体の状態によっては逆に緊張して合わない方もいます。
妊婦さんにとってあおむけ寝の長い時間はお腹の圧迫感が強くなり
下肢の血流が悪くなってしまいます。低血圧の原因にもなります。
また、うつぶせはお腹の影響で当然ながらできなくなります。
横向きがいいのですが、横向きでも腰痛持ちにとっては身体の緊張状態が抜け切れず
お腹の張りも感じ、寝返り時の辛さも残ることがあります。
今回お伝えするシムスの体位は、半うつ伏せ気味になる姿勢、膝や腕が
曲げた楽な位置というのが、実は程よく緊張が抜けます。
お腹の中の赤ちゃんが寝ているポジションとシムスの体位の形が少し似ている点からして、
同調することで身体が楽になるのもあるかと思われます。
シムスの体位の特徴は
①寝つきが良く、浅い眠りが減ってくる(不眠の解消)
②身体の緊張状態が抜け、リラックスできる
③寝返り時の腰痛やお腹の張りも軽減される
④むくみの軽減、血流の改善、赤ちゃんにも栄養が行き届きやすい
などなど、寝るときでさえ、妊婦さんにとって大変になります。お腹の中の子供が良く動き
目が覚めることも多々あると思いますが、少しでも安眠効果の高いシムスの体位を
この機会にお試しください。
どっちを上にして寝た方がいいのか?
寝るときはどちらを上にした方がいいかと言われたら、右上が良いとされています。
お腹の圧迫により静脈やリンパ管の圧迫が少ない方は左を下にした方がいいです。
生理学的なお話しでもむくみや静脈瘤の起こしやすいのは右を下にしている血流の
悪い状態が起こってしまいます。
ただし、腰の痛みやお腹の赤ちゃんの位置関係によっては反対側の方がいい可能性もあるので
そこは楽な姿勢の取れる方を優先してください。楽な姿勢は痛みが出ず。呼吸がしやすい位置です。
今回の内容も動画で解説しています。良かったら参考にしてください↓↓↓
いつもご覧いただきありがとうございます。