こんにちは。院長の江上です。
今回は子供の成長に欠かせないスキンシップのお話です。
実は子供との抱っこやスキンシップが多いほど
いい性格に育つといわれています。
このスキンシップは愛情の一つですが、ついつい甘やかしてはいけないと
抱っこにブレーキがかかったり、忙しくて抱っこする暇がないということで
触れあう機会が極端に減ると子供は寂しく感じ、
キレるなどの情緒不安定なわがままになってきます。
子供にやさしく触れると、温かみを感じ心地よく、安心できる存在なんだと
人に対する信頼感が育ちます。
スキンシップの多かった子どもほど、親への愛をしっかり受け止めているので
自分は価値のある存在なんだと、自尊感情が持てるようになります。
つまり、人間関係が良好に、社会性の優れた子になり、幸せに生きていく
力が育ちます。
このスキンシップは愛情ホルモンと言われ、オキシトシンという脳内ホルモンが
たくさん分泌されます。
オキシトシンは人と親密な関係を深める、安らぎや幸福感を高めます。特に
好きな人とのコミュニケーションつまり、親とのスキンシップは一番の方法です。
一日にこのスキンシップをしっかりされている家庭は、子供もいい性格に育ち
幸福感に満たされます。
子供を強くするオキシトシンは心身をリラックスする効果もあり、目の前のことに
集中する力も身に着けられます。
また、一時的な記憶を蓄えておく機能が高まり、記憶力がUPします。
いわゆる学習能力が向上します。
そしてストレスホルモンの血中濃度を下げ、ストレスを抑える効果があります。
最近はキレやすい子供が増えていますが、このスキンシップを増やすだけでも
愛情ホルモンオキシトシンの分泌が増え、いい性格やさしい感情豊かな子に
育ちますよ!!
ついつい、甘やかしてはいけないっと思っちゃう傾向がありますが、
甘えを受け止める認め方が大切です。
子供の内面に寄り添う、勇気づけの言葉を伝えることで
子供は認められてこそ、愛情に満たされます。
スキンシップは実はその後の自立心を高めてくれます。
心の安定は自尊心や人への信頼感も高まり、子供は外の世界へ
飛び立ちます。
時間があるときは、膝の上で本を読んであげたり、一緒にお風呂で
お話ししたり、じゃれ合ったりして過ごしてみてください。
逆に忙しく時間のない時はあいだ1分で良いので抱きしめてあげるだけで
OKです。抱っこをゆだねてくるのは、実はちょっとした確認行為です。
仕事が忙しいのは理解したうえで、自分もがんばっているんだよっと認めて
もらいたい。大切に思っているよっと言う親の気持ちを確認したいのです。
確認したい気持ちが抱っこではなくても、スキンシップしてあげれば大丈夫です。