こんにちは。院長の江上です。
前回に引き続き妊婦さんにとって大切な食事方法のポイント。
これを知っておくとお腹の子供も安心してすくすくと育ちますよ!!
先ずは妊娠中は味の好みが変わったり、味覚が変わる方もいます。
今まで嫌いだったものが好きになったり、好きだったものが急に食べれなくなったり
様々です。
妊娠初期のつわりが落ち着き、やはり好きなものばかり食べていては胎児の食育
にも影響が出てしまい。好き嫌いがおおくなってしまいます。
なるべく好き嫌いはせず、妊娠中こそバランスのとれた食事を心がけてみてください。
①生卵、生ハム、発酵チーズなど摂取には注意を
食べ過ぎ、好きな方は控えめに。やはり時期にもよりますが菌が多く含まれている
可能性もあり、胎児の発育や流産・早産の危険もあります。
なるべく加熱したものをとられるように心がけてください。
②サプリメントをとる際の注意が必要な栄養素
大豆イソフラボン
食品からはとってはいいのですがサプリメントからは控えた方が
いいとされています。
脂溶性ビタミンつまりビタミンAやビタミンD、Eなどの過剰摂取は
奇形のリスクが起こります。とりすぎに注意しましょう!!
ここからは妊娠中に必要な栄養素のお話
①葉酸
これは多くの方が知っている妊婦さんにとって必要な栄養素
葉酸はホウレンソウなどのビタミンB群の仲間です。
サプリメントなどもいいのですが、不足しがちになると胎児の発育に影響が出ます。
神経管閉鎖障害発症にリスクを抑え、妊娠初期には特に必要な栄養素になります。
神経系つまり脳や神経細胞の作られる時期は妊娠初期です。
取りすぎもいいのかといえば必ず摂取量は守ってください。とりすぎは逆に、妊婦さん自身の
発熱や体調不良の原因になります。
摂取量の目安は約1mg以下です。つまり、サプリメントなどの目安量をきちんと守りましょう!!
②乳酸菌・ビフィズス菌
特に日本人発酵食品である漬物や味噌などをしっかりとりましょう!!
ヨーグルトも含まれますが日本人体質に合う方と合わない方もいます。
妊娠中の整腸として乳酸菌・ビフィズス菌は便秘や下痢を改善します。
便秘で悩む妊婦さんは非常に多いので、乳酸菌は必要不可欠ですね。もちろん適度な
水分補給と運動も!
また、胎児には生まれてからのアトピー性皮膚炎の発症率が下がるといわれています。
腸内環境が良い=アレルギー体質になりにくい
その為妊婦さんに必要な栄養素として乳酸菌などの発酵食品は必要不可欠です。
③DHA・EPA
これは胎児の発育にとてもよく、妊娠中のみならず産後もとるべき栄養素の一つです。
DHA・EPAの不足は産まれた子どもの学習能力や視力の低下につながります。
また、産後うつのリスクも高まるといわれています。
DHA・EPAをしっかり補うには食事だけでは実は難しいのが現状です。
青魚の油分に多く含まれるDHA・EPAは水銀のことも考えられ多く摂取することは
妊婦さんにとって制限があるのでやはりサプリメントをとる必要があります。
サプリメントも含有量をしっかり守り、水銀検査のされているものか
酸化していない窒素カプセルのものか、なるべく品質信頼がしっかりしているものを選んでください。
次回は妊娠中にしない方がいいことについてお話しします。
いつもご覧いただきありがとうございます!!