こんにちは。院長の江上です。
今回は妊婦さんの質問にお答えして妊娠中にしてはいけないこと
についてお話していきます。
①妊娠中は特に重量物を持ち上げる動作は控えた方がいいです。
妊娠中は重たいものを抱える動作により、腹部に圧力がかかり、
お腹の張り感や切迫早産・流産の原因の一つになります。
特に妊娠前よりも妊娠初期のつわりなど体力が落ちている場合
疲労感が出やすくなります。十分に気を付けてください。
お腹の状態に負担がかかる動作はできる限り控えるようにしましょう!!
②車のロングドライブ(長距離運転)
車の長い運転はシートベルトによる下腹部の圧力がかかり、
血液の循環が悪くなる恐れもある為、流産の危険リスクが高まります。
特にお腹の張る時期の妊娠中期から後期にかけては、助手席
にして、間で休憩をとるなど、シートベルトの長く座ることはしないようにしましょう!
また、この運転も妊娠中は事故も起こすリスクが通常よりも高くなることが
報告されております。妊娠中の体質・体調変化により、疲れやすい、頭痛
吐き気、眠気、集中力が続くないなど、そういったことで交通事故を起こすリスクが
高まりやすいのが現状です。
できる限り、一人の運転よりも、誰か一緒に付き添って無理をしないようにすることは
大切です。体調によっては車の運転は十分に気を付けてください!!
③高いところのものをとる動作を控える
これは妊娠初期から安定期に入る時期は特にへその緒と胎児・母体の状態が
不安定にならないように、お腹を伸ばすといった行為はしない方がいいです。
ただし安定期に入ってからは腰周りの体操などマタニティヨガやピラティスといった
お腹を伸ばす動作もありますが、無理がかかるほどの運動量でなければ問題ありません。
むしろ胎児のお腹の中のスペースを確保してあげるのに、適度な運動は必要です。
④うつぶせ動作はどうなの?
実際はうつぶせは自分がきつくなければOKです!!
ただしうつ伏せで背中から圧迫するようなマッサージはしない方がいいです。
当院も施術では横向き、仰向けが主体になります。
赤ちゃんは羊水に守られている為、うつぶせ自体に問題がありません。
当院でも推奨しているシムスの体位は妊婦さんの腰痛やお腹の張りが楽になるので
むしろいつも仰向け、横向きばかり寝ている妊婦さんにはおススメしています。
⑤シップなどの薬品
妊婦さんに起こりやすい腰痛や坐骨の痛み、肩こりにシップはあまり良くありません。
赤ちゃんと直接当たるわけでもないから関係がないと思われがちですが
実はロキソニンやインドメタシンなどの消炎・鎮痛剤の強い成分は皮膚上から体内へと
成分が浸透し、胎児や授乳中時ににも影響が出るとされています。
シップで対応するよりも、痛み自体の原因に身体のゆがみや習慣に問題がありますので
ひどくならないうちに、専門的に妊婦さんを施術できる院に行くことをお勧めします。
ここが知りたい!妊婦さんがしてはいけないこと。いかがでしたか?
頭の片隅に入れて、より良いマタニティ生活が起これることを心より願っています。
書ききれなかった部分をパート2でお話ししていきます。
いつもご覧いただきありがとうございます。