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妊娠中の便秘ってホントに辛い。今すぐできる5つのポイント

こんにちは。院長の江上です。
今回は妊娠中の大きな悩みの一つである便秘。いったいどうすればいいの?
そんな疑問に分かりやすくお応えしていきたいと思います。

便秘はもともと女性に起こりやすいものですが、この妊娠時期に便秘になる
妊婦さんを当院でもたくさん診てきました。
実はこの悩みのある便秘が起こる正体。共通点があるのってご存知ですか?

妊婦食事

なぜ、妊娠中に便秘になってしまうの?
女性は妊娠すると体形や体質が変化し、色々な症状が起こってしまいます。
その多くは腰痛や便秘・足のむくみといった妊娠ならではの悩みです。

妊婦さんのうちの70%もの人が便秘に悩んでるって知ってましたか?
特にお腹が大きくなる妊娠中期から妊娠後期に便秘になる確率は上がってきます。
妊娠中の便秘は繰り返すことも多く、慢性化しやすいのが特徴です。

妊婦さんが便秘になりやすい理由についてお話ししていきます。
1.ホルモンの影響
妊娠すると女性ホルモンのひとつである黄体ホルモンの分泌量が増えます。
この黄体ホルモンは母胎を守り、安全に妊娠・出産をすることが可能になります。
黄体ホルモンは

水分を体内に溜め込んでしまうために、大腸からの水分吸収が増えてしまい、
便の水分量が奪われやすくなります。

流産を防止するため、子宮の収縮を抑制します。腸を動かす筋肉を弛緩させて
排便がしにくい状態になります。
2.直接腸が圧迫されることによる影響
お腹が大きくなると子宮によって他の内臓器官が圧迫されます。
腸は特に圧迫されやすい位置にあるため、腸の流れも通常よりも
便が通りづらい状態になり、便秘の症状を引き起こしてしまいます。
この圧迫されている状態が長いことで、腸神経は刺激に対して感覚が鈍く直腸性便秘という、
いつも下水管が配管が詰まったかのような、便が慢性的に出づらくなってしまいます。
3.運動不足によって起こってしまう影響
妊婦さんにとって走ったり、激しい運動はできないのはもちろん
周りからも「ゆっくりしてて~」「安静にしてなくちゃ」っとついつい気を遣われてしまって
動く機会が少なくなっている方もいらっしゃることと思います。

しかし、運動不足によって筋肉が低下すると、腸の運動である蠕動運動が起こりにくい状態
を引き起こしてしまい、スムーズなお通じができなくなってしまいます。

なるべくなら適度な運動は身体にとってもいいので、
無理のない範囲の運動を行ってもらうことをおススメしています。
当院でも動画で紹介しています。この機会にやってみてくださいね!
4.女性ホルモンのバランスが乱れることによる自律神経の影響
ホルモンバランス・自律神経ってどうなっているか?普段生活を送っていて気づかないですよね?
実は妊娠中はホルモンバランスが目まぐるしく変化します。
ホルモンバランスの変化で体調の乱れが起こり、自律神経の乱れも影響が出てきます。
自律神経は胃や腸の働きを調整しているので、当然自律神経の乱れは便秘になりやすい状態を作ります。
5.食欲がなくなる為の影響
妊娠初期のつわりが辛い時期。食べ物を見るだけで気持ち悪くなったり。
食べる気が失せたりと食べる量が極端に少なくなると胃の働きや腸の働きが低下し、
また便のカサが減ってしまうことで排便が困難になります。
なるべくバランスのよい、食物繊維の豊富な食事をとるようにするといいでしょう!

妊婦便秘

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