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なんで尿漏れ起こっちゃうの!?妊娠中から産後まで防ぐケア方法

こんにちは。院長の江上です。

今回はここだけの話!!中々聞けない悩みの一つである
妊娠中におこる尿漏れのお話をしていきます。

お腹の赤ちゃんが成長してくると、大きくなった子宮が膀胱を圧迫する結果
尿漏れを経験する妊婦さんは少なくないのが現状です。不安や悩みをもってまた
仕方がないことだとはいえ、尿漏れは恥ずかしい。ショックを受けてしまう人
もいるかと思います。

じゃあ実際尿漏れはどうすればいいの?

妊婦3

一般的な対策としては
おりものシートなど使っている方もいますが、正直なところ使いたくはないと
感じているかたもいらっしゃると思います。できればあまりシートを使わず
尿漏れ自体を止める方法があればいいなっと思っている方もいると思います。

妊娠中の尿漏れの悩みは実際に妊娠中期6か月から産後まで起こる方も
中にはいらっしゃいます。
やはり尿漏れを防ぐ方法としては骨盤周りの運動・トレーニング
をやっていくしかありません。

妊婦運動

そのポイントは「骨盤底筋群」を鍛えていく必要があります。
「骨盤低筋群」とは骨盤の役割の一つである内臓を支えている筋肉です。
ここが弱ることで内臓が下垂し、下腹部のたるみや尿漏れ・婦人科系の病気に
なりやすいとも言われています。男性も前立腺肥大症の原因とされています。

妊娠中は、大きくなった子宮が膀胱を圧迫するため、
尿漏れが起きたりおしっこが近くなったりします。
骨盤の底にある「骨盤低筋群」を鍛えることで、
尿漏れなどの症状を軽減することができると言われています。
では実際に骨盤底筋群の鍛え方をご紹介します。

骨盤底筋群の鍛え方パート1

1.肩幅より広めに開いて両脚を外方向に開きます。

2.つま先が外方向に向けたまま膝を曲げて、腰を下ろします。

3.両肘を右、左と太ももの上にのせてなるべく太ももが
床と平行になるところまで腰が落ちるようにします。
(この時、お腹の張りが強い場合や身体の硬い方はできる範囲で腰を落としてください)

4.この肘を太ももに着けたまま落としたり、上げたり、落としたり、
上げたりと交互にリズムよく行ってください。

5.これを10回くらいを目安に行うようにしましょう

骨盤底筋群の鍛え方パート2
1.まず、仰向けになって足を肩幅に開き、両膝を軽く曲げて立ちます。

2.10秒位を目安に、お尻の穴・尿道・膣全体を意識してキュッと締めていきます。
(イメージとしては股と股の間にボールやペンを挟んで締めていく感じです。)
陰部全体をゆっくりと引き上げる感じで、無理な代償つまりお腹・足・腰などに力が入らないよう
に意識してみてください。

3.その後は全身の力を抜いて、しばらく3から5呼吸位深呼吸をして
また2回目を行います。これを3セット位を目安に行ってください。

注意点として
体調の悪い時には行わないようにしてください。
お腹の張りのあるときの無理に行わないようにしてください。
尿漏れの際のショーツはいつも清潔にしてください。感染症予防の為。

そして当院でも動画でのせている恥骨の痛みを解消するセルフケア方法
これは尿漏れ・骨盤底筋群にも十分効くやり方になりますのでご覧ください。

妊娠中の尿漏れは多くの妊婦さんが経験しており、決して恥ずかしいことではありません。
体に負担がかからない程度に、骨盤低筋群を鍛える体操をしていただき尿漏れの悩みを解消してください。

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