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妊娠中毒症は危険信号!!ならないために必要なポイント

こんにちは。妊産婦ケア専門いろどり整骨院院長の江上です。
今回は『妊娠中毒症』についてお話させていただきます。
妊娠中毒症って?あんまり聞きなれない言葉だと思いますが
実は妊娠中のトラブルの中でも悪く大変な部類になります。

さんごのお腹

またの名を妊娠高血圧症候群とも呼ばれ、
妊娠8~9ヶ月以降の妊娠後期に起こることもあり
妊娠中に約1割の方に発症すると言われています。
その原因ははっきりされておらず、症状は高血圧と尿たんぱくが現れます。
この高血圧・尿たんぱくを引き起こしてしまう要因に
腎臓への負担が考えられます。通常は妊娠してないときは、
腎臓が子宮よりも高い位置にあるため接することはありません。

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しかし、妊娠後期になってくるとお腹も大きくなり
腎臓の動脈や静脈、腹大動脈また腎臓自身を圧迫してしまいます。
腹大動脈は心臓のすぐ下に位置し、ここが圧迫されると
心臓が頑張って圧力を上げ血液を送り出します。これが高血圧の引き金に。
また腎臓の静動脈、腎臓の圧迫は栄養が行き難くなり、
腎機能低下に直結してしまいます。

いかに妊娠高血圧症を防ぐために子宮の位置を高く保つかが大切です。
つまり妊娠中の姿勢や重心の位置を良くするために
背筋がなるべく伸びて(ただし腰は反りすぎないように)、
お腹を下から支えるような自然な姿勢を意識し
子宮が上部にある妊婦さんは子宮の前後径が広がっていない為、
子宮がしっかりと立っている状態を作ることが肝心になります。

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この状態であれば腎臓や周りの血管に対しての圧迫を
減らすことが十分に可能になります。
この診断を受けた方は身体に負担をかけるような無理な動作は
できる限り控えるようにしてください。

また妊娠中は猫背のように姿勢が丸く、
ソファに長時間腰かけるような悪い姿勢は
腎臓の圧迫の元となります。程よく動いて、無理はしない。

子宮が下がってしまうことが前後径を広げてしまい、
子宮後部のものを圧迫してしまいます。

母親のの姿勢を保つことが胎児にとっても自身にとっても
いかに大切かが上記のことから分かります。

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当院では事前に妊娠中毒症のリスクを回避するように安産整体を
行っています。また、血圧が高くなる危険性を減らす整体法も行っています。
何かお悩みやご相談ありましたらご遠慮なく連絡ください。

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