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整体からみる生理不順や月経前症候群(PMS)の原因と解決方法

こんにちは。妊産婦ケア専門の整体。いろどり整骨院の江上です。
今回は女性の悩みである生理不順とPMSについて原因と解決方法をお話ししていきます。

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生理不順の大半はストレスや不安・心配事などの精神部分が影響しています。
この精神の乱れが自律神経系のバランスを崩し、ホルモンバランスまで影響が出てきます。
前回お伝えした生理痛の時のお話しもそうですが、やはり骨盤の開閉運動が悪くなることでも生理不順は起こります。

まず姿勢から生理不順を考えたとき、気持ちが不安で沈みがちな姿勢になります。っということは?肩がストーンと下に下がり
背中の丸みが強く、頭が下向きに首が頑張って支えようと前に行くため。呼吸が浅く、心臓や肺の機能を低下させてしまいます。
この状態は当然呼吸が浅くお腹で呼吸ができなくなるため、いつも肩・首が硬くなって血流が悪くなっています。

また、猫背のような姿勢になる為骨盤がしぼんだ花のように狭く内臓機能の低下を起こします。
よって呼吸や血流の流れが十分に行きわたらない状態が骨盤の開閉運動がうまくいかず、結果排卵の状態・子宮の働きを悪くします。

どうしよう?

月経前症候群(PMS)は生理前に発症する原因は色々ですが整体から見た場合、やはり骨盤特に仙腸関節という部分の動きが悪くなることで起こります。この仙腸関節は骨盤の後傾(腰が下がる)ことで関節の動きが悪くなり、骨盤が開いたり閉じたりといった運動が不十分になります。今度はこの動きが悪いことで背中全体の筋肉が硬くなり、背骨の神経の通る自律神経の働きが悪くなります。
この働きが悪くなることで不快な頭痛や不安、イライラが起こりやすく睡眠不足、精神不安定となったりします。
つまり、上記の生理不順とリンクしトラブルが起こります。

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では、この解決方法は?ストレス環境を変えていくのは難しいので、身体から変えていくしかありません。カラダの状態が整い、姿勢やバランス、機能を高められれば、自然と気持ちが前向きになり、ストレス緩和にもつながります。
その為のセルフケア方法をいくつかご紹介させていただきます。

➀ドローイン腹式呼吸と骨盤を意識した呼吸
仰向けに寝て、両足を伸ばし脱力します。おへその下骨盤の内側に両手の平を優しく当て、子宮をイメージしながら大きく息を吸います。お腹に当てた手を下の方に下げていき、息を吸います。この時腰が自然と反るので腰のカーブを意識して、3から5回深呼吸を繰り返します。骨盤内に空気が入るイメージを持つと効果が高いです。

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➁骨盤の内臓機能を高める骨盤矯正法

うつ伏せで寝て、顔はどちらか楽な方を向きます。両手の甲を床につけて両膝をまげて、足の裏を合わせます。
完全に足の裏はくっつかなくても大丈夫です。呼吸に合わせて息を吸う時に足をお尻に近づけたり、息を吐くときにお尻から離したり、繰り返し行います。骨盤特に仙骨という中心部分に空気が出入りするイメージを意識して行ってください。
時間は1分をゆっくり行うようにしてみてください。早い動きは交感神経という興奮する神経が優位になるため、ゆっくり行うのがポイントです。

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生理不順や月経前症候群は体質改善が必要なため、1,2回行うくらいでは効果がきたいできません。できる限り上記の運動を
習慣化し、安定するまで一日一回時間あるときに行ってみてください。

また、当院でも体質改善をはかるように整体を行っています。お悩みの方はご相談下さい。

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